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佐屋川 (愛知県)[さやがわ]
佐屋川（さやがわ）は愛知県西部を流れる日光川水系の普通河川〔蟹江町緑の基本計画（案） ・第1章 現況調査 、1-18、2010年3月〕。
== 概要 ==
愛知県津島市に端を発し、海部郡蟹江町を流下して、現在では日光川と蟹江川の合流部付近で排水機によって日光川へ排水している。河川延長8,500メートル、流域面積14.7平方キロメートル〔第3次蟹江町総合計画、P.88〕。
『蟹江町史』においては「池」〔蟹江町史、P.7〕とも書かれるほど流れは穏やかで、かつては町を流れる複数の川とともに水郷としての風景を形成していた。
昭和17～18年頃に蟹江を訪れた吉川英治はこの地を「東海の潮来」と呼んだとされる〔蟹江町観光協会：吉川英治句碑 〕。県道66号の夜寒橋の周辺から下流にかけての左岸、鹿嶋神社文学苑から吉川英治句碑の付近までは『文学散歩道』と名付けられ、桜並木とともに俳句や短歌を記した板碑が数多く立ち並ぶ〔蟹江町観光協会：文学散歩道 〕。
かつてはフナやコイなどの漁も盛んに行われていた。伊勢湾台風をきっかけとする河川改修や、都市化の進行・水質悪化もあって1962年（昭和37年）には蟹江漁業協同組合が解散したが〔蟹江町 企画情報課 ・蟹江町の歴史年表 〕、現在も漁業権の保有者が存在しているという〔平成20年第4回蟹江町議会定例会会議録 、P.77〕。尾張温泉付近には2ヶ所の管理釣り場が設けられて、各地からヘラブナを狙う釣り人が集まる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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